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ソニーの不振~累積赤字9200億の苦悩~2012/04/11 [政治]

 ソニーの2012年3月期の赤字が5200億になり、累計赤字額が9200億の巨額にのぼることが発表された。テレビ事業が8期連続の赤字。ソニーショックといわれた2003年から8年。一向に抜け出せない隘路から脱却はあるのだろうか。
 「iPodもiPhoneもiPadもみんなソニーは考えていたんだ」あるソニーの関連会社の役員が飲み屋で話してくれた言葉だ。「しかし著作権の壁にはばまれてできなかったんだ」真偽のほどはわからない。だが今朝の日経の出井元社長が2003年にインタビューで答えたという記事を読むと、そうかもしれないと思ったりする。ネット変革の時代を読みぬいていたが、そして改革の方向性はよかったのだが、なぜ巨額の赤字を積み上げる結果になったのだろうか。余談だが「方向性は正しい」は政治家やマスコミが最近使う言葉だ。そしてその続くのが「実現は難しい」「議論を積み重ねる」といったうまくいかないという表現だ。ソニーの場合この「なぜうまくいかなかったのか」を冷静に分析する必要がある。よく指摘されるのが「スピードが遅い」「技術優先で顧客のニーズを取り損ねた」がある。だがこれだけでは説明できない何かがある。「井深、盛田がいない」そうかもしれない、だが今それをいってどうなる。筆者がもしソニーの友人にいうとすれば、「もの作りを分離せよ」ということ。ものを考えるのは国内。作るのは世界最安の人件費の国で。ということだ。さらにはものを売るターゲットを選ぶこと。
 週末都内の家電量販店。60型のテレビが20万円を切っていた。デジタルデフレにソニーは生き残れるのか。
タグ:赤字 ソニー
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