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関西地区脱原発特区の提案~計画停電だけではすまない~2012/04/16 [政治]

 筆者は脱原発派であるが早期の実行には相当の副作用を伴うと考える。だが地域的にはやってみる必要はあると思う。関西電力大飯原発が再稼働されようとしている。これに対し橋下市長はじめ自治体の首長は早急な再稼働に疑心暗鬼である。ためしに関西電力でこの10年間脱原発のシミュレーションを行って見てはどうだろうか。ただし筆者の提案するのは足りない電力をCO2排出で問題のある化石燃料で補填するのではなく、関西地区の電力消費量そのものを50パーセントにカットする「電力統制特区」だ。真正面から脱原発、そして脱二酸化炭素に取りくまなければ、本当の意味で21世紀型の環境に配慮した生活の創造にならないからだ。まず電力を大量消費する製造業を関西から移転させる。自動車産業、家電産業も工場移転を進めていく。さらにコンビニなどの24時間サービスを禁止する。民間放送は12時から5時までは放送禁止。家庭の使用ワット数を20アンペアを上限とする。公共交通の営業を11時までとする。当然営業本数も減らす。ここまで腰をいれて電力を統制する特区を関西圏に設定する。これを10年行う事で脱原発後、そしてCO2排出抑制時代の我々の生活がどのようなものになるのか実験してみるのだ。関西はものつくりをやめ、観光と林業、農業とサービス産業で生きていく。経済は停滞し、豊かで便利で快適な生活はすべての人が享受できないかもしれないが、安全と安心を求めて人口が流入するかもしれない。消費生活や物質的豊かな生活をやめ心の豊かさを求める人が住む、そんな関西を描いてもいいと思うのだが。とりあえずは計画停電から実施していく。問題はここまでやる覚悟が我々国民にあるかどうかだ。報道ステーションで登山家野口健が「再稼働に反対でもういいがCO2大量排出もだめだ。日本人にそこまで脱原発の覚悟があるのか」と説いていた。
 政府はなし崩し的に再稼働に持ち込もうとしているが、なぜ再稼働なのかもっと丁寧に説明してもらいたい。でもこういう言い方はいやなんだが。
 


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