空白の43分~ミサイル発射官邸の初動体制の混乱~2012/04/15 [政治]
案の定ミサイル発射の官邸の初動体制が批判を浴びている。発射後日本が認めたのは44分後の8時23分。その間石垣の人々は不安な面持ちでJアラートの作動を待ったが鳴らなかった。米韓のメディアが発射跡10分後に報道を始めたのに政府は8時3分に「日本としては確認していない」と発表した。メディアはこれを政府の危機管理の甘さと批判として批判する。
政府に米軍から早期警戒情報を受け取ったのは発射後1分の7時40分。本来ならばこれから2分程度でJアラートが鳴るはずだった。上空を飛翔する可能性がある宮古島や石垣島の役所は混乱したという。政府は苦しい説明に追われた。ダブルチェックができなかったというのが理由だ。米軍の早期警戒衛星の情報に加えて、日本のイージス艦からの情報、ガメラレーダーからの情報がなかったからといわれる。加えて発射数分で航跡が消えてしまったことの分析が遅れたということもあろう。
1分後に情報が入ったのになぜ初動に混乱があったのか。政府のヒューマンネットワークにこそ原因は追及されてしかるべきだろう。
全国瞬時警報システム。Jアラートの正式名称だ。瞬時を今回瞬時にさせなかったのは人間の問題である。
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