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「戦後復興」「開国」の成功神話と決別せよ [政治]

 筆者は今日の日本経済の惨状のいくらかの原因を戦後の「復興神話」に求めている。製造業の成功物語にいつまでも拘泥してきたが故にグローバリズムとデジタルネットワーク化を甘く見すぎたと思うのだ。これは世界の通貨安と法人税下げ競争に対応できなかったことも含まれる。政治の閉塞の原因は「開国神話」だ。90年以降政治家が坂本龍馬など幕末志士を気取り政治改革を唱道してきたが国民の間にポピュリズムとルサンチマンを植え付けただけだった。政治家は官僚を幕閣に擬したが、国民にとっては政治主導だろうが官僚主導だろうが結果を残すのが使えるのだ。二十年の政治改革の結果が「決められぬ政治」という現実は政治家の無能を意味している。我々は新しい日本の道を求められている。答えはアメリカにもヨーロッパにも中国にもインドにも韓国にもない。我々自身の中にある。だがそれはこれまでの成功神話に求めるのではない。開国→維新、敗戦→復興の共通する何かを我々の国の成り立ちの歴史の深層から掘り出さなければならない。開国と復興。この2つに補助線をひく。だがどんな補助線なのか。
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