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ナショナリズムを利用するということ2012/08/21 [政治]

 李明博氏は今回の竹島上陸で支持率が6ポイントアップしたという。オリンピックの開催中、しかもメダルをかけたオリンピックのサッカー日韓戦の前日である。ナショナリズムが勃興する最大のピークで敢えて竹島上陸を行った国のトップ。国際社会では最大の愚行を行った国の首脳とされるに違いない。そうでなければ今後はオリンピックの期間中は最も国家間の領土問題が危うい期間となり、五輪の精神は踏みつけられ続けるだろう。そのきっかけを作った李明博氏。国連の事務局長をこの国から出しておきながらである。
  韓国のメディアは日本のナショナリズムを批判する論調が聞こえる。しかしどうだろうか。尖閣で中国人活動家が逮捕され帰国したら英雄扱いされている。一方同じ上陸した日本の活動家は国民の間で英雄扱いする論調は大きくない。特にメディアの場合にこの差は激しい。韓国にしてもそうだ。竹島に水泳で渡ろうとしたミュージシャン。結婚式をあげる若者、日本国旗を踏みつけて上陸する韓国国会議員。中韓のナショナリズムは煮えたぎっている。その背景はやはり両国の反日教育がある。中国の場合は天安門事件後に国内引き締めをはかった江沢民政権時代にどの度合いが強くなり、韓国の場合は戦後一貫して反日教育は行われ、子ども達に日本を攻撃する絵を描かせるなど、日本の教育現場では信じられない実態がある。
 こうした中韓のナショナリズムを十九世紀的ナショナリズムと指摘する声もある。国力の拡大を背景にナショナリズムを高め、それをさらに外交防衛、領土拡大などの政治パワーに生かそうというものだ。十九世紀的ナショナリズムは二十世紀になり二度の大戦を生んだ。その歴史的教訓を中韓の指導者は理解すべきだろう。
 オリンピックはスポーツにおけるナショナリズムのぶつかりあいである。スポーツの中で戦闘は昇華するという機能も持っている。だがオリンピックそのものを政治利用とする行為はオリンピックそのものの存在を危うくする。メダル直後に政治メッセージ(領土や宗教的対立)をプラカードでかかげられる選手を何度もくりかえされるシーンをみさせられるようではオリンピックは平和の祭典どころか戦争の発火点になる。然ういう意味で李明博氏の行為は世界樹から批判されるべき行為であり、あのプラカードを掲げた韓国チームは銅メダルを受けとる資格はないのである。
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