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ソフトバンクの米社買収発表2012年10月16日 [経済]

 昨日2012年10月15日、孫正義社長はソフトバンクがアメリカ第三位のキャリアスプリント・ネクステル社を買収したと発表した。これでソフトバンクは世界第三位の携帯会社となった。昨夜の報道ステーションは記者会見の興奮さめやらぬ雰囲気を持ち込みながら社長自ら出演し今回の経営戦略を説明した。買収額は1兆5,700億円。自ら「日本経済史でこれまでなかった」と自慢する巨大買収額である。「国内では第三位だが世界でも第三位」という奇妙な業界地図が出来することになる。巨大債務を懸念して株価は下がり、時価総額は逆に1年1ヶ月ぶりにKDDIを下回ったという(日経)。買收資金はメインバンクのみずほほか国内3行とドイツ銀行からの融資でまかなうとのことだが株主に不安は残る。番組で指摘された孫社長は「日本テレコムやボーダフォンでもそうした指摘はされてきたが杞憂だった」ときっぱり否定。加えて「最近の日本経済はチャレンジするスピリットがない」と「損を嫌う」日本経済の体質を批判した。共同記者会見に臨んだスプリントのヘッセCEOは2メートル以上の大男。アメリカの鯨を飲み込もうとしているソフトバンク。孫社長が尊敬する坂本龍馬の出身地土佐は鯨料理で知られるが鯨飲は無鉄砲かどうか。国内ではつながらない携帯と批判され、KDDIの猛迫を受けているソフトバンクの焦点そらしではないかと業界雀の声が聞こえそうだ。
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