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日本の自滅願望2013年2月24日 [政治]

ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義

ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義

  • 作者: 佐藤 健志
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1992/07
  • メディア: 単行本
  •  亡くなった佐藤誠三郎と佐藤欣子夫婦の一子が思想と演劇批評とマルチに活動しているのは知っていたが本人を先日テレビで初めて見た。西部邁氏が司会の番組である。冒頭ゴジラのテーマ曲に合わせて戦後日本をダンスで表現。これが「ひどい」(ネット用語での使い方)。多弁な母親の残滓が西部氏にはあるのか、やや躁状態の佐藤氏の弁舌の聞き役に回っていた。まあ言葉を挟みにくい話し方をするからでもあるが。佐藤氏はゴジラをアメリカに見立て、アメリカと「本土決戦」したときの日本を描いているという。20年後の1973年に小松左京の「日本沈没」が映画化がなされたが、これも「本土決戦」がテーマなのだという。「あの時日本はほんとうの意味で最後まで戦っていなかった」その思いがこの2つの作品を生んだのだと。佐藤は宮崎駿の作品には上の世代が下の世代を犠牲にする構図をとって以来ヒット作を連発するようになったともいう。そして破滅が来ても人は生きているとも。確かにそうかもしれない。佐藤はいう「戦前と戦後を断絶させることをやめ、筋を通せ」と。中野剛志の「開国神話の否定」と佐藤の「戦前と戦後に筋を通す」保守思想を受け継ぐ若い世代の中であるドキュメントが動き始めているように思う。

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