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なぜ護憲・リベラルの危機なのか [政治]

 昨日は憲法記念日。メディアは恒例の護憲派・改憲派の集会を取材していた。BS朝日の激論クロスファイアは山口二郎と鈴木邦男を招いてリベラルの危機をテーマに議論していた。山口二郎と鈴木邦男が今の保守一辺倒の日本のあり方に警鐘を鳴らす。かつての状況を知るものには奇観としかいえないのだが、これはこれで話は面白かった。だがなぜリベラルが危機だということには答えてくれていなかった。なるほど国民が理想を諦めてしまったからと山口はいうが、はたしてそうだろうか?今ここにある危機にリベラルが全く機能してくれないからなのではないだろうか。戦争は何も日本が始めるものだけではない。近隣国が日本を武力侵攻、領土と日本国民の財産・生命を奪いに来ることがあるのだ。元寇や刀伊の入寇を思い出してほしい。リベラル・護憲の人々は国民に向かって「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼しましょう」。核ミサイルを日本に向けている近隣国や領土を奪わむとしている軍隊を前に「彼等を信じましょう」と面と向かっていえるのかということなのだ。さらには反核や軍縮の行動をなぜ他国に明確に伝えないかということだ。これほどまでに核の危機が迫っているのに北の政府に向かって反核運動を行わないリベラル・護憲を国民は学習したということなのだ。今ここに中国に軍縮を言明し、北朝鮮に核兵器廃棄を要求し、周辺諸国と市民の輪で連帯するリベラル・護憲の人々がいるのならば筆者は彼等に拍手するだろう。だが護憲集会に集う人々にはいないのである。
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