コンフェデ杯ブラジルに力負け2013年6月16日

　日本人の朝4時に始まったコンフェデ杯ブラジル戦。筆者も早起きして観た。結果は3対0。内容は完敗であった。昨年の親善試合は4対0の敗戦だったが、あの試合は点数差はあったものの、サムライブルーは善戦していた。だが今回の敗戦はアウェーの圧倒的な雰囲気に飲まれてしまったのか。試合経過の中で最も点を失ってはいけない時間帯に3点を入れられた。前半戦の3分、後半戦の3分、そして後半ロスタイムでの失点である。ブラジルの個々のテクニックに翻弄され、容易にスペースを作られ、デフェンス陣を破られた。ブラジルはFIFA順位で22位。筆者の記憶でこんなに下位のセレソンはみたことがない。ブラジル国内の冷ややかな眼もあると聞く。しかも1年後にワールドカップを控えてのその前哨戦と言われるコンフェデ杯の初戦。ブラジルにとっても勝利はもちろん試合内容も問われる公式戦だった。ある意味ほんとうの意味の実力差が出たというべきだろう。とにかくスピードとテクニックが違う。だが慣れもある。このブラジル戦での圧倒的な差を成長の伸びしろに置き換えてほしい。しかし本田も長友も内田も茫然自失、サッカーをさせてもらえなかった。