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団塊世代と藤圭子 2013年8月23日 [政治]

 昨日の藤圭子さんの死が伝えられ、朝の情報番組は繰り返し彼女の歌とその経歴を報道している。享年62。自死とも伝えられているが定かではない。演歌でも艶歌でもなく怨歌と呼ばれたその歌は70年代の歌謡番組で輝きを放っていた。筆者には『圭子の夢は夜ひらく』の歌詞が鮮鋭である。子ども心に「夢は夜ひらく」とはどういう意味かを考えた。どんな歌謡番組も彼女が歌い出すとそこは別世界だった。浪曲歌手と三味線瞽女との間に生まれ、旅回りの生活を幼少時にしていたという。彼女は団塊の世代の後の生まれではあるが、そのデビューは団塊世代が社会に出て働き出した時期と重なる。故にその歌は団塊世代のそうした 時代の記憶と重なっている。団塊世代は今、社会の一線から退きだし、最近では家でテレビを視る時間が飛躍的に増えたという。(『相棒』がヒットし、昼間の再放送も高視聴率を上げている背景でもある)今日一日テレビの前の団塊世代の男達はどんな思いで藤圭子の訃報のニュースを視るのだろうか。


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