東京にオリンピックは来るのか 2013年9月2日

　来週日曜、ブエノスアイレスのIOC総会で夏季オリンピックの開催地が決まる。マドリッド、イスタンブールとともに立候補している東京が56年ぶりに開催できるかが今週は関心を集めるだろう。３都市それぞれに長所とウィークポイントがある。運命を決めるIOCの票数は98票。日本は優勢が伝えられているがそれは若干。いずれにしても第一回投票で過半数がとれればそれで決定だが、おそらくは2都市による決戦投票となるだろう。問題はこの決選投票である。

　今回の開催地決定投票を自民党総裁選に比する考えがある。2012年の総裁選では安倍、石破、石原が競いあった。第一回投票では石破が一位だったが決選投票では安倍が逆転した。この投票を留意せよというのである。一回目投票では三位になることを防げ。決選投票に進んだ時を考えて今から「決戦になったときは東京をよろしく」とのメッセージを忘れるな。と戦略を述べる人もいる。３都市、マドリッドは国の財政難、イスタンブールは治安、東京は放射能と弱点を指摘されている。結果は日本時間の8日午前５時だそうだ。