防空識別圏設定・中国の狙い 2013年12月4日

 　中国の狙いは２つ。尖閣の領土問題としての存在を世界にアピールすること。もうひとつは制空権を手に入れる異。中国は周辺隣接国との様々な軋轢が出てくる。一方日米韓との経済的悪影響が考えられる。日本と中国の経済関係はどうか。日本の経済人は領土問題とは別にして粛々と進めるらしいし、中国は政治と経済は別にして経済は日中間で進めたいという。筆者は安全保障的に経済も凍結すべきと思う。なぜなら中国の軍事拡大の源泉は経済力であり、その経済力を維持するための領土拡大、領海拡大、そして資源収奪であると考えるからだ。中国による力による現状変更、はっきりいえばその侵略性は経済力に起因してることを考えれば安全保障上でかかわり合いのある日本の当然の帰結である。経済力がつけば民主的になり、国際法を守り、ジェントルな国になる。こうした平和ボケした考えはある意味戦争を巻き起こす危険な認識である。地政学の時代にとっては危うい考え方なのだ。