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秘密保護法案の背景 2013年12月9日 [政治]

 今回、秘密保護法案に関してメディアが説明不足だったことは指摘したが、この法案、恐らくNSC、集団的自衛権の問題とセットにして考える必要があるだろう。そしてアメリカ政府の立ち位置と極東情勢についてもだ。多くのメディアが反対論とその社会現象しか伝えないのは、そこに自分たちにとっての取材や表現の自由がからんでいるからなのだが、それを踏まえてもこの法案の背景について論じる記事や番組がほとんどなかったのは残念だった。政局的には今この法案を通さないと春先の消費税値上げやTPP問題で国会が身動きできなくなるといった理由が考えられる。
 今回アメリカはどういう立場と意思を示したのだろうか?中国版NSC創設はこの法案に影響を与えたのかどうか。韓国との秘密保護協定の締結延期の影響など、いろいろ分析や取材を行ってもらいたかった。50年以上前の日米安保と同じ報道では進歩がない。インターネットで海外を含め資料を集めればある程度は知ることができる時代ではある。筆者もネットサーフィンしながら、こうした思考をしているのである。丁寧な議論が必要などといいつつ自らが丁寧な報道を行わなかったメディア。この法案の是非は別にしてその責任は感じて欲しい。
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