中朝との関係再考

　最近読んだ本で小倉紀蔵著「入門　朱子学と陽明学」がある。最近の中朝と日本のねじれは単に歴史認識や領土問題では無く、バックボーンの違いがそうした問題に表出しているのではと思い出している。朱子学の思考様式を理解しないとあの政治思考や反応が日本人にはわからないのではないか。どれだけ日本が歴史的客観的事実を列挙し国際法に照らし合わせて日本の正当性を主張しても彼等には通じないとという日本が彼等との付き合いで常に感じてきたことの説明がそこには在るのではないか。つまり中朝には日本が考える国際的な常識が通じないことを日本は覚悟すべきこと。新に経済カードを使って経済関係を希薄化する方向にチェンジしていく。それくらいの考えで中朝と付き合う。これが必要かも。