日本は孤立しているのか？ 2014年1月6日

　安倍総理の靖国参拝を受けて日本の多くのメディアに中韓の反発、アメリカの失望を喧伝し日本の孤立を危惧との記事がこの2週間ほどあふれた。一方で湾岸戦争、イラク戦争のように戦勝国の論理を押し付けることへの反発があるのも事実である。日本は先の大戦に敗れ、東京裁判のジャッジを受け入れ、国際連合に参加した。今、中韓は日本の孤立化戦略を進め、この論理に日本の多くのメディアが則った報道を行っている。果たして日本は孤立化への道を歩もうとしているのだろうか？中国は富と軍事力を背景に海洋域において近隣の領土領海領空を奪う戦略を鮮明にしており、韓国はその顔色を伺いアメリカから中国へ保護国を替える最中。彼等のよって立つ論理に日本が異を唱え、対抗軸を示す一連の動き。これが孤立化と避難されるのなら敢えて孤立の道を歩んでもいいと思う。そもそも日本は全く孤立していない。法と国際平和の安定に則った外交を堅持していれば問題はない。