劇場型選挙がらの卒業 2014年2月3日 [政治]
2月9日投票の都知事選。都民の選択はどうやら舛添要一氏ということになりそうだ。メディアはどのように結果を分析するのだろうか。衆院選、参院選に引き続き脱原発を掲げ、さらに前面に掲げた政党は敗北する。こういう結果を導きだすのだろうか。原発即ゼロが与える経済失速、雇用悪化、社会福祉の財源問題、中国の侵略など様々な要因を組み合わせた結果の都民の選択ということに落ち着くのではないか。別の意味で言えば劇場型選挙を都民が嫌ったとも言える。シングルイシューで対立構造を明確にし、国民の関心を煽り、改革派と守旧派に分けて魅せるやり方、つまり小泉純一郎氏が総理になり、郵政選挙に勝利したあのマジックがもはや都民には効かなくなったということか。小泉氏は今後政治にどうコミットしていくかはわからないが、今回でそのカリスマ性に影が刺した。これは事実だ。劇場型選挙の卒業はメディアの報道にもネットが抑制的に働くことを示している。ある意味マスメディアとネットの関係が成熟期に向かいつつあるとでも言おうか。
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