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嫌韓の実像 2014年2月24日 [政治]

 朴槿恵政権が就任して明日で1年。オバマ訪日を控え、水面下で首脳会談の手はずが準備されているとも聞くが時間がないだろう。ここに来て石原元官房副長官の河野談話発表のいきさつに関する国会での証言が日韓の溝を深くしている。発言自体は産経新聞が以前以に報道した内容とほぼ同じ。16人の慰安婦と称する女性の証言のウラ取りもせずに韓国側の要求を政治的に受け入れた結果の「談話」ということが明らかになっている。菅官房長官は学術的な検証が進められるべきだと言明。これに対し韓国側は日韓関係に容易ならざる事態が出来すると反発している。日韓の老政治家による会議で妥協点を見いだすという話もでているがおそらく問題の先送りとなるか、日本の譲歩で曖昧決着となる可能性しかないだろう。これでは日本の世論を抑えることができるか。
 駅のスタンドで夕刊紙が連日韓国批判の記事を載せる。週刊誌や月刊誌の電車の中の中吊り広告にも韓国批判の見出しがでかでかと掲げられている。韓国のメディアはこうした減少を右傾化、極右の跋扈と批判している。しかしこうした記事の根拠はほとんど韓国で発刊されている新聞の記事を元に書かれているのである。嫌韓三人衆と呼ばれている人たちがいる。三橋貴明、室谷克実、そして倉山満の三氏だ。三橋氏は経済評論家、室谷氏は元時事通信社ソウル特派員、倉山氏は憲政史研究者だ。ジャンルの違いこそあれ、彼等が引用するのは朝鮮日報、中央日報、東亜日報などの韓国紙。その報道を積み上げ、分析することで韓国の異様な反日ぶりを、政治・経済・社会構造に反日がいかに深く入り込んでいるかを詳説する。ネットでの嫌韓サイトも同様で韓国紙の日本語版や翻訳サイトでの転用を巨大掲示板にアップさせながら、嫌韓論議を重ねていく。かつては「韓国をもっと知ろう、そうすれば韓国が身近になり、好きにもなる」と言われ、韓流ブームも起きた。しかし今の嫌韓派はすでに韓国紙の日本語版をネットで読み、韓国を知ったつもりになっている。そこがこれまでとの違いだ。産経新聞の黒田記者などは「韓国メディアの自業自得」と指摘している。嫌韓=韓国に無知という図式は成り立たない。では嫌韓派が実際に韓国人を知り合いに持ち、議論するような関係を持っているわけではない。嫌韓の実像、もう少し分析されてもいのでは。


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