知る権利と従米外交〜日本のメディアのダブルスタンダード〜 2014年3月7日 [政治]
いわゆる河野談話の検証が日韓関係をさらに毀損するとここのところ日本のメディアが大合唱。またアメリカ「失望」コメント以来日米関係の動揺招くとの靖国総理参拝批判も盛んである。しかし3ヶ月前にあれほど反対していた「秘密保護法」、国民の知る権利が侵されると抵抗していたメディアの姿勢と矛盾しているのではないか。また古くは安保反対闘争、ブッシュ・ジュニア時代のイラク戦争に参画する政府を「従米外交」と批判していたメディアがなぜこれほどまでに「日米関係の動揺」を危惧してくれるだろうか。要する日本の保守政権批判のためにはダブルスタンダードも厭わないということだろう。メディアが国民の「知る権利」を行使せず、逆に政府が密約の開示と調査を行う。これが秘密保護法法案可決後の日本の奇観である。
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