東アジアの現勢は日清戦争前夜に外ならず 2014年3月8日 [政治]
歴史学者入江隆則氏の8年前(2006年)の著作。その第一部第一章のタイトルが「東アジの現勢は日清戦争前夜に外ならず」である。第一部は百年前の明治時代に回帰する日本と名付け、朝鮮と台湾が大陸国家に奪われば、日本の命脈が危ないという指摘を行っている。そして日本が明治時代に持っていた安全保障に対する危機感が今失われているとも。そして陸奥宗光の「平常心」の気概に学ぶべきとし、百年前の父祖が直面した課題と同じ課題に向き合う我々がそのことを知るべきだと。炯眼。
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