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中韓の日本孤立化戦争にどう立ち向かうのか? 2014年3月25日 [政治]

 オランダ・ハーグ。核セキュリティサミットが行われるこの場は日米韓そして中国のせめぎ合いとなっている。中国と韓国は首脳会談を行い、歴史認識の問題で結束をアピールした。日米韓首脳会談を前に中国が楔を打った形だ。習近平氏はハルピンの安重根記念館を自ら設立を指示したという。中国は日本のそして日米同盟のボトルネックを歴史認識と明確に意識した手を打っている。韓国は中国台頭の将来を想定し、歴史認識で共同歩調をとり、日本を叩くことで中国との信頼関係を構築できるというもくろみだ。中国は世界中の在外中国大使に尖閣問題や歴史認識問題での日本批判の意見をその国のメディアに発表し、韓国は従軍慰安婦像を世界中に建造しようとしている。この日本孤立化戦争にアメリカは距離を置いたpositionをとっている。中国か日米関係のボトルネックとする所以である。
 この中韓のプロパガンダ戦争に日本はどう対抗すればいいのであろうか。ひとつはTPPがある。日本が参加しているこの経済的枠組みを安全保障的な意義を持たせることである。想定する対抗軸はもちろん中国。中国に阿る韓国は現在TPP入りを検討しているとされるが中国に配慮して参加できない状況を作り出す。もうひとつはASEANとの連携。特にベトナム、フィリピンといった領土問題を抱える国と領土問題で協力関係を構築すること。さらには長年植民地支配を受けてきたこの地域と大航海時代以降の歴史認識を共有する議論空間を作るということ。さらに中韓との経済的関係を抑制的に維持すること。最後はアメリカ。かつてアメリカが自由と民主主義、人権外交を展開したが、チベットやウィグルなどの人権抑圧には無関心を装っている。このアメリカの代わりに日本が自由と民主主義、人権を重視した外交戦略を展開する。以上の四策を臨機応変に駆使しながら対抗する。さらにいえばロシアである。中韓ともロシアに関しては警戒と恐れを持っている。このロシアカードをどう使うかも重要だ。さながら帝国主義時代に戻ったかのような世界。日本が生き残るために今何が必要か。常に思考しなければならない時代なのである。

ボトルネックを 


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