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メルケルの地図 2014年5月15日 [政治]

 ドイツの首相メルケル氏が渡した骨董地図が注目されている、とforesightが記事。習近平氏の歓迎晩餐会でメルケル氏は一枚の古地図の複製を習氏にプレゼントした。1735年にフランスが作成した地図で乾隆帝の治世のもの。地図にはビルマ、シャム(タイ)朝鮮を朝貢国と記されている。ところがその地図には清領として新疆ウイグル地区もチベットもそして日本の尖閣も含まれていなかった。 一方中国の報道はその地図を1844年の新疆もチベットも入ってる地図と報じた。わざと偽情報を伝えたわけである。パラセル諸島でのベトナムとの衝突事故でもそうだが、中国の報道発表は事実とは異なる報道が多い、つまりはあえて偽情報を伝えているということ。我々は当然だが再確認しておくべきだろう。今回メルケルの中国の領土的野心への真意も見えたわけで地図を使った首脳間の外交戦術としては面白かった。


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