SSブログ

本当の意味のチャイナリスク 2014年5月16日 [政治]

 ここのところ中国の内外を巡る環境が悪化している。パラセル、スプラとリーといった南シナ海での緊張、ウイグル族の蜂起、そして中国バブルの崩壊の恐れ。安全保障と経済環境の悪化で中国を製造の拠点とする企業は撤収かリスク分散のために東南アジアへの転出への拍車を強める。日本だけではない、世界の企業のことである。安い労働力で世界の工場となり、13億の人口の魅力で投資を誘ってきた中国のビジネス環境が急速に悪化しているのだ。もし領土問題で緊張関係にある日本、ベトナム、フィリピンのうちの一国でも紛争状態になれば事態はさらに悪化する。もっとも軍事力のないフィリピンに中国が仕掛けることは充分にありうる。今年は第1次世界大戦が勃発して100年。1914年6月にオーストラリア皇太子が暗殺されたサラエボが南シナ海、そして東シナ海になりうる可能性もあるのだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。