オバマフラスコ 2014年6月19日 [政治]
オバマフラスコ。ガラス容器ではない。オバマの大失策という意味だ。9月に「世界の警察放棄宣言」以来シリア、クリミア、そしてイラク。オバマ大統領の外交戦略が世界の安全保障に危機をもたらしている。世界警察を辞めたアメリカに対しロシアやイスラム過激派が明らかに攻勢に転じたのは明らかである。アジアにあっても中国がベトナムに対し露骨な圧力をかけ始めた。これまで筆者が記しているようにオバマ氏は同盟国やその国の親米派の関係を毀損する方法で地域の安定を求める傾向がある。今回もISIS攻撃ではなく、マリキ政権にシーア派とスンニ派の国内融和と政権改革を求めている。表向きは正しい。しかしアメリカに空爆要請を行っていたマリキ政権が方針転換し、同じシーア派政権イランに軍事支援を要請したらどうなのだろうか?イラクはシリア同様に内戦状態になり、サウジやエジプトと言ったスンニ派政権とイスラム国同士の泥沼の対立を招きかねない。親米政権が一転反米国との連携しだす。シリア、クリミア、イラクとオバマ氏の打つ手打つ手が安全保障どころか、地域の紛争を招いている。
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