朝日新聞の慰安婦報道② 2014年8月10日

　きょうのフジ新報道2001のテーマは朝日新聞の慰安婦報道だった。吉田清治氏のインタビューや朝日新聞の1982年9月の記事など16の記事の掲載、それを受けての宮沢内閣の対応、韓国政府の動きなどがコンパクトにまとめられていた。ゲストに橋本大阪市長、小倉紀蔵京大教授などを呼び、この問題に関わる多角的な議論が聞けた。軍隊と売春、性産業についての人類が抱えてきた問題について考えさせられた。小欄で指摘した「性奴隷に戦勝国も戦敗国もない」は当然として、ここまでこじれた日韓関係、国際社会での名誉毀損に朝日は真摯に向き合う必要があると思う。日本の問題にとどまらず、今世界中の軍隊のそばにある売春街、性産業についても人類が今新たな対応を求められている。ネットで伝えられるところによると朝日はこの問題の訂正報道を英語版で配信していないそうである。これはまったくもって間違っている。ベネッセは数百億円の金額を投じて謝罪と賠償を行うという。番組でも橋下市長が述べていたように韓国語と英語で世界中に間違っていた事実の是正を発信していくべきだろう。さらにこの問題について世界各国の指導者がすべてお詫びすべきだろう。21世紀の新しい考え方だ。