中国バブル崩壊の準備をせよ 2015年5月25日 [経済]
クルーグマンが「週刊現代」に寄稿し中国経済のバブル崩壊の危険性について述べている。さらに先進国のうち最も被害が甚大なのは日本だとも指摘、中国経済に細心の注意を払う必要がある主張している。中国貿易で言えば日本は輸出13兆、輸入19兆。日本の総貿易のかなりの割合を占める。GDPを始めとする様々な経済指標が虚飾であり、不動産バブルがすでに崩壊を始め、さらには超過剰な在庫を抱える中国経済。クルーグマンに言われなくてもすでに日本経済は脱中国、そして東南アジア、TPPに経済をシフトしつつある。それに気がついたのか中国は政治と経済は別だとし経済連携を盛んに主張しはじめている。すでに中国なしでは経済が立ち行かない韓国は通貨スワップ再締結を日本に呼びかけているが、日本の逃げ足をつかもうとしているのかもしれぬ。筆者にはAIIB、シルクロード基金などの中国の投資プロジェクトがアメリカのかつて行ったニュー・ディール計画の21世紀版と考える。ただニューディール計画が公共投資で内需を喚起させるのに対し、中国は政府の投資はもちろんだが外国からの投資を当て込んでいる。これが焦げ付きを起こした場合、かなりの甚大な影響を世界経済に与えるのは確実だ。日本はとにかく中国との貿易量を減らし、投資を減らすことが被害を押さえる最大の防御となる。習近平氏の饅頭は申し訳ないが毒が入ってるのである。
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