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中国の景気減速と安全保障 2015年6月1日 [政治]

 中国は今株価が暴騰、上海市場は主要銘柄の平均株価が二倍になったという。景気低迷下の中国がなぜと不思議に思うかも知れない。事情通の説明は不動産価格が低迷し、そこに投じられた金が株価に回ってきてるという。だが本当にそれだけだろうか?バブル崩壊を食い止めようと中国政府が介在しているとは思えないのだろうか?今年のアジア安全保障会議は中国の南沙での軍事目的による埋立作業にアメリカが反発、名指しで非難、これに対し中国も自分たちの立場を主張するなど応酬となった。景気停滞の中でのこうした軍拡はかつてのソビエト連邦を思わせる。80年代米ソは軍拡競争にあり、ソビエトは経済が疲弊し体制崩壊へとつながった。中国も景気停滞のなかでやみくもな軍拡は政権を弱体化することにつながるのではないか。AIIBなど他国の資金を利用しようとしているのはその意味を十分知悉しているのかもしれない。いずれにせいよ小欄で繰り返し指摘しているように中国の景気低迷は日本の安全保障には有利な展開であり、東アジアの軍縮にもつながる。AIIBに日米が加入するという声には安全保障の視点が欠落している。
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