韓国へのスプラトリー(南沙)カード 2015年10月18日 [政治]
歴史認識。これまで中韓が日本に対して使ってきた外交カードだ。時には連合国米国へ投げて日米関係を離間させ、もしくは日本を孤立させようとした。宮沢政権の河野談話以来日本はこの歴史カードに苦しんできた。この歴史カードを中国が手に入れたのは筆者が考えるに中曽根政権時代ではないだろうか。靖国参拝で「友人」胡耀邦氏が中国政府内で窮地に立たされていることを知った中曽根氏は参拝を自粛した。さかのぼれば1982年の教科書問題誤報がある。だがメルクマークは中曽根氏の靖国参拝自粛だろう。
さて16日に行われた米韓首脳会談でオバマ氏は「中国のルール破りにはしっかりと批判して欲しい」と述べた。これはすなわち国際法を無視したスプラトリー諸島(南沙)での中国の振る舞いをさす。韓国の中国傾斜を牽制したものと受け止められている。安倍氏はこれをカードとして使ったらどうだろうか。日韓の共同声明に「国際法のルールと精神を侵す力による現状変更に両国は反対する」という文言を入れることを韓国に要求するのである。離米従中にある韓国をあぶり出す。そういう効果があると思う。
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