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民主主義を諦めたヨーロッパ世界 2016年1月14日 [政治]

 イギリスのキャメロン首相が習近平氏と握手するシーン。これに象徴されるものは何だろうか。国のインフラ整備に巨大な資金が必要だが、英国にはその余裕はない。その時ヨーロッパから遠く離れたある国が手をさしのべてくれた。その国は政治においてアメリカを凌ぐ意思を持ち、経済も世界第二位。しかし政治的は一党独裁、言論の自由も厳しく統制された人権抑圧国家だった。しかし遠く離れた国である。キャメロンはその国と手を結ぶことを選んだ。アヘン戦争から180年近い年月が流れていた。
 EUが政治的にも経済的にも衰退が顕著だ。しかしそのEUが生き残るために選んだ相手は彼等が近代以降求めてきた理想とは方向の違う国だった。「吾々から距離が遠く地勢的な影響は少ない」そうEUの指導者達は考えのただろう。しかし経済的にはもちろん政治的にもEUがこの国の冊封に入る初期のステップにつながると考えたらどうか。民主主義の終焉である。ケルンでの事件を機に難民排斥の声が挙がっている。アメリカではトランプ氏が共和党のぶっちぎり大統領選候補だ。もはや戦後ではない。国際的にもそう言った方がいい、そんな時代だ。
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