SSブログ

民進党党首選 [政治]

 前原氏と枝野氏が立候補した民進党党首選。保守の前原氏とリベラルの枝野氏という構図だそうだが、学芸会をやってるように思える。2人は日本新党時代から30年近く同じ釜の飯を食った間柄。民進党を中堅時代から支えた同士といえる。そして下野後の苦渋も味わった。
 彼等に問われてるのはアベノミクスに対抗する経済政策だが、両者の掲げる政策には明確な経済政策は見当たらない。ある意味、政府が放置するのが経済政策といったところだ。2人の間で明確に違うのは消費税。前原氏は増税、枝野氏は凍結。前原氏は「中福祉中負担」といい北欧型の税と社会保障のあり方を目指しているように思える。だが北欧は「高福祉高負担」だ。北欧に比べ財政状況が悪化している日本は「中福祉高負担」でなければだめだろう。一方で枝野氏には公共工事削減を掲げる。地方の橋梁は老朽化し、補強が必要な時期に来ているがそれがそのままでは災害に耐えられない。さらに地方の所得の少ない層は収入を公共工事に依存している。枝野氏は「消費増税は今その時期ではない」としているが「公共工事削減は今その時期ではない」のである。準備のないまま立候補し、ややポピュリズム的な政策を掲げている。筆者が枝野氏なら富裕層への増税を掲げ、所得の再分配をもっと訴えるだろう。企業の内部留保を吐き出させる政策を出すだろう。つまりはサンダーズである。両者とももう少しはっきりとした施策を掲げればいいのではないか。ある意味安倍政権の矛盾や痛いところを突けるかもしれない。








nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。