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アンチグローバリズムの次なる流れは 2017年12月22日 [政治]

 2016年はアンチグローバリズムの動きが鮮明になった年だった。Brexitとトランプアメリカ大統領の誕生。そして今年はこの二つが動き出し、オーストリアでは極右とされる政党が政権入りした。
 一般にアンチグローバリズムには二つの側面がある。ひとつは保護主義、そしてその裏表にある移民政策に反対の立場をとること。新自由主義をとるEU官僚にとってアンチグローバリズムは獅子身中の虫の如き存在である。だがドイツもフランスも移民には寛容でいられなくなりつつある。国内の極右としょうされるアンチグローバリズムが勃興しだしているのである。指摘しておくがアンチグローバリズム=極右ではない。フランスの左派メランション氏はアンチグローバリズムに属すると言える。
 さて日本。日本でアンチグローバリズムと明確に言える政党は存在しない。TPPに反対する政党は共産党始め存在する。しかみ移民政策に真っ向から反対する政党はいない。研究者や評論家レベルでは存在する。グローバリズムがここに来て失速の気配があるが筆者のみるところまたブロック経済のような大づかみの保護主義が復活するのではないか。最たるものが一帯一路である。TPPもNAFTAもいやあのEUもブロック経済に走ろうと思えば走れる。日本は何処とどう組むか?これが問題である。
 2018年は欧州でアンチグローバリズムがもうひと波乱起きるように思う。何が引き金かはいわない。
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