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文明史的に考える必要~原発災害を越えるために~ [ニュースコメント]

 今回の福島原発災害を第二次世界大戦以来の日本の国難や敗戦ととらえる指摘がある。さらには日本の科学合理主義の敗北を言う人もいる。戦後日本の科学技術の集積といわれる原子力開発やその安全神話が崩壊したというのである。

 原発災害への対応で日々対応に追われるが、もう少し引いたサイズで今回の災害をみつめる必要がある。

 日本の経済・豊かさ・利便・社会インフラは安価な電力=原子力を基盤に構築してきた。アプリオリに与えられていたものを失ったとき、我々は耐えられるのかどうか。代替できるのかどうか。
豊かさをとるか命をとるか。利便性をとるのか安心をとるのか。経済効率をとるのか安全をとるのか。二項対立と言う措定はおかしいかもしれないが、選択を迫られているのは確かだ。
少子高齢化とそれにともなう財政悪化は世界に先駆けて日本が直面している問題だが、このエネルギーと安全問題も日本がその課題の先頭に立たされることになった。
 
 20世紀同様にこの世紀も日本は世界の文明史の転換点に立たされているのだ。

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