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若い世代の年金観 [ニュースコメント]

 毎日のように年金問題がメディアを賑わしているが、将来の負担増を背負うことになる若い世代の意見をメディアは余り紹介しない。小生は最近大学生に話を聞く機会があり、数人の若者の年金観に触れた。彼らは就職活動をしており、数年後に社会人となる予定だ。大手の企業の正社員になるべく企業訪問を重ねている彼ら。そういうことを前提に記す。ほぼすべての若者が年金制度についてこのままでは維持できないと考えており、社会人となって厚生年金を自ら払うことについて掛け捨てくらいのつもりで考えている。実際20歳になったら国民年金に加入しているはずだが、払っているかはわからない。ある学生はこんなことを言った。「会社に入っても厚生年金は払いたくない。あと3年で日本がデフォルトになってから払うか払わないか考える」学生は厚生年金が天引きであり、企業がその半分を負担しているという事実を知らない。学生がデフォルトを数年後に起こるものとして自分の年金について考えているということは驚きだった。若者達が日本にデフォルトが起きることによって自分たちの負債を減らしたいと思ってるという議論があることはネットの情報で知っていたが、まさか目の前にいる学生が似たような考えを持っているとは。
 こうした20代の若者達が政治に関心を持ち、選挙に参加し、投票行動に積極的になったらどうなるのだろうか。 大阪維新の勝利は若い世代が投票に参加したからという指摘もある。賦課方式から積み立て方式を主張する橋下氏の考えは若い世代も共感するのではないだろうか。


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