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あきらめと覚悟 [ニュースコメント]

 保守思想家佐伯啓思がフジのプライムニュースに出演し、番組終盤の提言コーナーで出したフィリップで書いたのがこの言葉である。彼の最近の著作である『反・幸福論』をベースに2時間、日本人のこれからの心のありようについての議論だった。人生は矛盾と理不尽に満ちている。そういうものを改革、あるいは克服すること、そのものが無駄である。そういう趣旨と理解した。なんだか改革の拳をふりあげている人々の力を失わせるような考えだが、なんとなくほっとする考えでもある。失われた二十年はリクルート事件以降の政治改革に明け暮れた二十年でもあった。政治改革の行く着く先が今の民主党政権である。グローバル経済への構造改革の行き着く先が格差拡大とデフレ経済。我々の将来が明るくないのは承知だ。逃げてもあらがうことも無駄だ。あきらめと耐えていく覚悟。しかしそれだけでは何かが足りないような気がする。しかしそこまで行かないとこの国は次の時代に行けないとも思う。
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