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「貿易赤字は一時的」との内閣府リポートは信用できるのか [ニュースコメント]

 内閣府は2011年の貿易赤字の要因を分析したリポートをまとめた。東日本大震災の一時的な要因が大きいとし「貿易赤字が定着したとは言いがたい」と指摘した。これは白川日銀総裁もどうようの見方をしているという。筆者はこれを甘い認識とみる。なぜなら今家電、自動車産業が堰を切ったように生産と物流の拠点を海外に移転させていることを考慮していないからだ。今日のニュースでマツダが1,700億円を調達し、海外生産を拡大するというニュースが流れた。業界は今年の6月の株主総会までに生産拠点を海外に移す方針を明確にしないかぎり株主、特に外国人株主は納得しないだろう。円高、電力供給不安の日本で生産すること自体が企業にとっては致命的な情況なのだ。この情況が続けば半年後に政府の見通しの甘さはは明らかになるだろう。
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