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貿易赤字と原発再稼働 [ニュースコメント]

 原発再稼働に関して慎重な言い回しに終始してきた枝野経産相がここに来て原発再稼働に関して踏み込んだ意見を出し始めた。その背景には日本の貿易赤字にマーケットが敏感になりだしたことがあろう。CDSでヘッジファンド達は攻勢をしかけるのではないか、貿易赤字が構造化し、経常収支赤字への道を辿るのではないか。こうした危機意識が昨今の貿易赤字のニュースで増幅しているように思える。経産相の発言は「貿易赤字は化石燃料を大量輸入してるがゆえの一時的なもの」とのメッセージを出すがための発言、そう筆者は理解している。だが今頃になってこんなこと言われてとも思うのは筆者だけではないだろう。このコラムでも3月中に「電力供給こそが復興の礎である」とし、また「韓国の日本の電力料金の3分の1である理由は税金投入がある」と指摘してきた。まあそんなことはいい。要するにポピュリズムと政権運営に汲汲とするあまり、この国自体の運営をおろそかにしていないかということだ。判断が10ヶ月遅れているのだ。政権にはいろいろ情報が入ってくるのにどうして判断が遅れてしまうのか。末期の江戸幕府を思いがする。確か彼等は自分たちを明治維新の為政者になぞらえたはずだが。
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