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北朝鮮のウラン濃縮停止~米朝合意の実効性はあるのか2012/0301~ [ニュースコメント]

  •  アメリカ政府は29日、北朝鮮がウラン濃縮活動の停止を含む核関連活動の停止で合意したと発表した。IAEAの査察も北は受け入れるとのことである。しかし実効性があるとは思えない。発表の内容にも米と北でニュアンスも違う。米は「核関連の活動停止」であるが北は「臨時中止」という表現であり、いつでも再開はできるという立ち位置である。核保有国としての立場を保持する姿勢に揺るぎはない。裏で活動を進めている可能性のほうが過去の経緯から考えて高いだろう。問題はなぜ今アメリカと北が合意を結んだかということだ。北は金正恩体制の強化だろうが、アメリカは何だろうか?外交防衛政策で極東やASEANといった東アジアにパワーシフトを変えつつあるアメリカの戦略の中で考えるべきだろう。それを見抜けば日本の対応も決まる。おそらくはホルムズ海峡の緊張だろう。米中の妥協の結果が今回の米朝合意だ。だが北はそれを見越して次の打つ手を考えているだろう。イランと北は共同歩調を取っている。アメリカは両面作戦を採らざるを得ない情況に追い込まれるはずだ。

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