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文春「小泉進次郎が総理になる日」2012/4/19 [政治]


本日発売の週刊文春では時事通信社の田崎史郎氏が小泉進次郎について書いている。小泉進次郎はテレビは国会内の立ってのインタビュー、いわゆるぶら下がりには答えるがスタジオなどに出演はしない。小泉をよく知るジャーナリストが週刊誌の特集を使って論評するのは恐らく始めてではないか。いうまでもなく小泉進次郎は自民党の将来を背負って立つ人材だ。自民党内外の好感度はナンバー1。低姿勢で他者への配慮ができる才能も持っている。田崎が驚いたのは「書くよ」と伝えると小泉は「厳しく書いてください。悪口でも批判でも構わない。そのまま書いてください。それによって田崎さんと距離を置くようなことはしません」と言い切ったという。麻生太郎が父純一郎と進次郎を比較しているのが面白い・「そりゃ、進次郎の方がはるかにまとも、常識的だ。純一郎はエキセントリックなところがある。ただ純一郎には度胸があった。ケンカとなった時の度胸、カンがいい」度胸とカン。これがないために麻生は解散のタイミングを間違え結果的に自民党惨敗。政権崩壊を招いたのだが。
 小泉進次郎が正念場として二つ掲げているのが①アメリカ留学時代②初選挙 という。一人暮らしをしたことがない恵まれた環境から言葉もままならない生活、そして親の七光りと批判された総選挙。それは政治家にとして生きていくための通過儀礼だったのだろう。偏差値が低い関東学院大学を出ている。田崎は「関東学院大学は一流じゃありませんねよね」と、ひょっとして彼のコンプレックスかもしれないことを突いた。小泉は間髪を入れず反駁した。「それは、偏差値で、でしょ。何が一流か。僕は関東学院大学が一流大学と思う。僕は偏差値で決めるんじゃない、関東学院大学が一流と言われるようにやっていきたい」田崎はここで民主党の国会議員を思い浮かべる。「偏差値社会の勝ち組」がぞろぞろいながら、政権を担える力を喪失している実態。原発事故、そして再稼働、消費税増税の行程での迷走。
 田崎は最後に自民党に言っておきたいとしてこうしめくくっている。「橋下に青い鳥を求めるのではなく、既成政党の中にいる、小泉はその有力候補だ」と。そしてこう付け加えた「確かに本人が認めるように経験不足だが今後議員を動かし、官僚を動かす、重要な局面で決断を下すといった統治能力を身につけていくならば、必ず青い鳥になるだろう」と。
 優等生とされた小泉は先の郵政民営化法改正案の衆院本会議採決で造反した。唯々諾々と上に従う優等生ではないことが印象つけられた。筋を通す、行動にブレがないという属性が付加された。彼に言いたいのは父純一郎のような一匹狼ではだめだということだ。メンターを持てと言いたい。一匹狼では政治家として成長するのに時間がかかりすぎる。今の日本政治には時間がないのだ。


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