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LIBOR不正問題2012年7月23日 [経済]

 LIBOR不正問題。まだ日本ではくわしく報道されていないロンドン銀行間取引金利の不正操作問題が刑事訴追される可能性が高まってきた。世界中の基準金利が不正に取り扱われたというスキャンダル。LIBORを基準とした金融商品の残高は世界で4京円あるという。あまりに額が大きいのと、莫大な訴訟が乱発されるのではという不安心理。イギリスのみならずヨーロッパ大陸、アメリカにも波及するのではないかと危惧されている。南欧発とロンドン発の金融危機がユーロをさらなる窮地に追い込んでいる。日本も対岸の問題ではない。日本の金融の価値が高まる一方で円高基調に拍車がかかる。欧米の金融がグルで不正を行っていたという事実が明らかになれば、リーマンショック以上の経済ショックが起きるかもしれない。パンドラの箱を誰もが恐くてあけられないそんな状況なのかもしれない。今後の成り行きを注目したい。
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