新卒ニート3万人・日経一面2012年8月28日 [ニュースコメント]
日本の経済が衰退・縮小に向かっている一方で大学新卒で進学も就職もしない若者が3万人いるとの文科省の調査で明らかになった。学校から職場への移行が難しいという課題がいまだに克服できない状況は質・量ともに日本の労働力の劣化と生活保護予備軍増大の危機を膨らませている(日経一面)。かねてより雇用のミスマッチが指摘されてきたが、それでも最近は大学生の大企業志向が薄れ、将来性のある中小企業への見直しという報道もあっただけに不安である。さらにこれからは海外、特にアジアの学生を企業が積極的に採用し、日本の若者がそこからはじき飛ばされてていることも否めない。日本の貧困下は社会保障やエネルギー問題だけではなく、雇用問題からも負の連鎖がとまらないのである。
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