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中央アジア五カ国政策対話2012年11月12日 [政治]

 北京マラソンに日本人の参加拒否されるというニュースは結局参加を認めるということになったが、国際的なスポーツイベントで驚くような対応を見せる中国。オリンピックを4年前に開催した国とは思えないやり方。常識のなさに驚いてしまったが、この非常識が中国の台頭によって常識になることを憂う。さて今、東京で中央アジア五か国政策対話をが行われてる。メディアはあまり取りあげていないがこれは対中戦略として日本が行っている重要なものである。海洋強国を狙う中国の背後にある中央アジア諸国。かつてはソビエトの強い影響下にあり、現在もそうなのだが、一方中国も資源獲得のために大規模な投資を行っている地域である。中国の裏庭のような存在であり、ロシアの影響が強く残るこの地域に日本がどういう戦略を持っているかが今まで以上に重要になってくると筆者は考える。中央アジア五カ国は一枚岩ではなくそれぞれが中露のパワーゲームの中で牽制し合っている。それを日本がつなぎ止めましょうというのが日本の立ち位置である。すでにその成果はカザフスタンとのレアアースのプラントが動き始めたことでもわかるように着実に進みつつある。海ではベトナムやフィリピン、インドネシアなどと連携し、援蒋ルートの重要ポイントであるミャンマーを支援、陸では中央アジア五カ国と連携を深める。中国の軍事拡大、領土・領海拡大を牽制するやり方としては正攻法だといえる。ただ中国も手をこまねいでいるはずがなく、各国に港建設を援助し、工場インフラ、社会インフラの構築を支援し、自国の影響力を高めようとしている。ただそれぞれの国に中国への警戒心は強い。資源を持って行かれるのではないか、大量の中国からの労働者が送り込まれ自国の雇用に寄与しないなど不満も多く、アフリカでは暴動も起きた。宣伝能力に長けた中国は国連や様々な国際会議で日本を牽制する動きに出よう。だが日本はそれに惑わされることなく打つべき手を打つ。日中緊張は数十年規模で続く世界史的なものである。平和ボケしていた日本は数百年ぶりの大陸からの侵攻を受けるステージに入った。それをしかと認識すべきだろう。

 


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