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「クラブ」のイントネーション 平成25年1月31日(木) [政治]

 去年あたりからNHKが「クラブ」のイントネーションを変更したようだ。この場合の「クラブ」は酒場やバーで酒を出す店を指す。西麻布のクラブ暴行殺人事件を報ずるラジオのニュースで知った。複数のアナウンサーがイントネーションを平板化させて発語している。変更したと考えて間違いはないだろう。なぜ変更したのだろうか。「平板化したイントネーションでないと意味が伝わらない」とでもいうのだろうか。違和感を覚えるのは筆者だけではあるまい。NHKがどう変えようが筆者は今まで通りの「クラブ」と発語するつもりだ。
 似たような展開になっている言葉に「ライター」がある。この場合は雑誌や週刊誌で筆をふるう人々のことをいうのだが、「フリーライター」と「フリー」を頭につけた場合は英語のイントネーションと同じである。「ライター」は80年代に一般化した。テレビであるノンフィクションライターが自分の職業を説明したときに「ライター」と平板化させて発語したのを覚えている。80年代後半だ。いわゆる業界と称される世界にこうしたイントネーションの平板化が起きるのではないのだろうか。雑誌や週刊誌はデジタル化、ネットワーク化で存在の危機と言われている。「ライター」は生き残ることができるだろうか。
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