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少年が男になるための文化がない2013年5月7日 [政治]

 連休中友人からもらったDVDを2枚見た。日本映画で、ひとつは70年代後期で若者の等身大の生態を描いたもの。もうひとつは80年代後期でバブルの匂いを濃厚に発する若い世代の恋愛を描いたもの。タイトル名は敢えて記さない(友人を慮ってである、悪しからず)時代は違うが共通しているのは男性中心のストーリーと演出。女性客を想定していない。今の商業映画が女性向けでないと成立しないのと真逆である。反体制・あるいは消費文化を享受する描き方ではあるが女性の描き方はマッチョそのものである。右も左も関係ない。20年以上前はこうした映画が成り立っていたのかと、あまり映画を見ない自分にはある種の感慨があった。逆に見えてきたのは今の時代である。

 「いい車に乗り、いい女と付き合う」少年の誰しもが大人になった時に入り込まざるを得ないストーリーがこの当時用意されていた。そうした価値観とライフスタイルを喧伝していたのがいわゆる男性誌。今、男性誌はほとんど売れていないそうである。若い男が金を使わないと言われて久しい。少年が大人の男になるためのイニシエーションも買いたいと思うような商品もない。女性のそれがあまりにも潤沢に用意されているのに。


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