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中国経済、高まるハードランディングの危機 〜FT紙〜2013年7月4日 [経済]

 ファイナンシャルタイム紙が中国経済のハードランディングの危機について論じている。「踏み込んだアクセルをゆるめ、減速すれば現在のバブルはゆっくりとしぼむ」。こうした比喩をFT紙は一蹴し、中国経済を鉄道ではなくジャンボジェットに例える。つまり、スピードを落とせば飛行機は墜落するというのだ。半分のエンジンが故障した状態で着陸しようとしているのにそのエンジンを設計 しようとしている。日本の民主政権が「沈没する船のデッキをピカピカに磨こうとしている」と揶揄されたのと同じだ。中国経済の減速化はこれまで在庫圧縮、投資減少という行程を歩んできた。それが今からは収益悪化という現象が顕在化する。当然国民の間で不満がたまる。所得のさらなる再分配を進める必要がある。また巨額な赤字計上など誤謬なき社会主義経済の担い手たちがオフィシャルに実行できるのかどうか。日本は政治同様、中国との距離をいま一歩引いた状態でバブル退治に乗り出したこの国を観察する必要があるだろう。


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