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中韓のナショナリズム考 2013年8月14日 [政治]

 日頃中韓のメディアに接していると驚くのが日本への憎悪(ressentiment)をたぎらすナショナリズムである。彼等はいう。日本は我々を侵略した戦犯国であると。教科書は反日で貫かれ、ヘイトミュージアムやヘイトモニュメント呼ばれる施設が数多く存在する。BBCが世界の日本評価が極めて良好なのに中韓とこれに北朝鮮を加えた三国が最低の評価を与えている。同じ戦場となった東南アジアの国々と対照的である。册封体制、共産主義の解放理論、儒教哲学などといろいろ説明はされてるようだが、国と国民(民族)統合を存在させるための手段として反日は深く根ざしてしまっている。この反日思考は歴史カードとなって日本はもちろん連合国として日本と戦ったアメリカにも友好なカードとして機能し始めている。例えば中国。その先にあるものは日米安保に楔を入れ、集団的自衛権、憲法改正を阻止し、日本を孤立化させようという外交戦略だ。日米安保が揺らげば、台湾、尖閣は容易に中国は手に入る。ナショナリズムはそうした外交戦略の起点として機能している。
 かつてある保守系政治学者がこの中韓のナショナリズムを「19世紀的ナショナリズム」と名付けたように記憶している。日本や西欧に遅れて国力を得た国々のナショナリズムの勃興を称したものだが、学者のネーミングであっていまいちキャッチーではない。「21世紀的憎悪するナショナリズム」(hate nationalism)「21世紀的排他的ナショナリズム」(exclusive nationalism)と呼び、考察したらよいと思う。アジア平和と安定を力よって揺るがす動きの基底となる危険な思想としてだ。過度のそして特定の国をターゲットにしたナショナリズムの勃興が招いた悲惨は世界が十分20世紀に味わってきたのではないか。日本はもちろんだ。
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