SSブログ

野党のあり方 2013年10月6日 [政治]

 日曜の政治討論を久しぶりに見た。消費税8%増税が決まって各党の主張を聞こうと思ったからだが、無力感に襲われた。今の日本の政治は選択肢が少ない状況にある。基本は富の再分配と安全保障のベクトルの違いでしかないのだが、そのどちらにも必要なことがある。豊かさを保証するための経済成長である。もちろん経済成長などもう必要では無い、という考え方もあるだろう。しかしそれは我々が当然のごとく受けている社会保障や安全などを放棄した社会だと言うことだ。それが大方の国民が受け入れるはずもないという事は常識として考えてもらいたい。野党が元気がないという事をよく言われる。具体的にいってもらいたい。つまりは具体的で実現可能な政策が野党からは出てこないということなのだ。例えば原発政策にしても脱原発というならば、今後30年間のエネルギー政策を具体的にどう進めていくのか、そこが全く見えてこない。国民にはあの自民党政権を復活させたのは出来もしない政策を声高に標榜する政党の危うさに気がついたからである。財布に1,000円札1枚しか持っていないのに銀座の宝石ショップで数百万のジュエリーを買おうとしているようなものだ。かくいう私も今の自民党政権を100%支持しているわけでは無い。ただ民主党のように出来ない政策を並べ上げて政権を詐取し、できない言い訳を並べたて、最後に「方向性は正しいが議論と理解が足りなかった」などと全く責任を取らない政権の危うさをこの政党が政権を取った最初から危ないと思ったからである。世界は恐ろしいスピードであんまりよくない方向に動いていると思う。確実に嵐はやってくる。その嵐に耐えうる日本の政治にしてもらいたいのである。
 今日の野党の主張を聞いているともっとしっかりしろ、もうひとつの選択肢をリアルに見せてくれといいたくなる。 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。