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小泉純一郎の脱原発論 2013年10月19日 [政治]

 小泉元総理がここのところ注目を浴びている。脱原発論を活発に展開しているのだ。フィンランドに赴き、地下の廃棄物貯蔵庫も見学したそうだ。メディアは講演で脱原発を語るこの元総理を今週多く紹介した。
 筆者は脱原発論者である。しかしこの戦いは50年間はかかる長期戦だと考えている。故に一方で早期の原発再稼働論者でもある。自分の中でこれは全く矛盾しない。日本経済、エネルギー政策、そして脱原発への戦いを考慮すれば再稼働はすぐにでも始めるべきだ。脱原発には百兆レベルの税金がこれから必要となる。そんな資金を誰がどう工面するか?こんな簡単なことを気付かないのは吾々に当事者意識がないからだ。
 小泉総理は信じ込んだらテコでも時節を曲げないそうだ。だが彼が信じ込んだ郵政民営化は果たして吾々の生活を豊かにしただろうか?「老いたり小泉純一郎」と筆者は言いたい。
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