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危うい米中狭間外交の韓国 2013年11月30日 [政治]

 中国の防空識別圏設定で日米と中国の関係が緊張している中、突如韓国がTPP加入の意向を表明した。これまで中国ににじりよりスワップ協定やFTAなどで中国と経済繁栄を共有する方向に舵をきったかのように思えた韓国。その本音はどこにあるのだろうか。この国を例える言い方に「反日恐中」がある。冊封体制の中”弟分”の日本には強硬姿勢、さらに歴史的に従属の歴史が長い中国には恐れる姿勢。これがこの国の外交姿勢のあり方というものである。これにアメリカとロシア、さらには北朝鮮という因子が複雑にからむ。だが反日というカードは中国だけでなくアメリカにも効き、結果日本を孤立化させると考えた韓国はこの2,3年歴史認識や靖国、従軍慰安婦問題を前面に押し出し、反日の度合を強めた。それが米中G2体制の中での韓国の生き残り策と考えたからだろう。だが、日本を見下す韓国に誤算はないのだろうか?ニューズウィーク誌が指摘するように韓国は自分たちが思うほど経済力は万全ではなく、外交面でも日米安保体制という基盤に立っていることの意味を再確認していない。さて冒頭なぜ今TPPなのだろうか。年内妥結を急ぐアメリカを見てとか、米中関係の緊張、オバマ・習会談でTPP加盟の可能性を仄めかした中国、といったこともあろう。しかし12月ということもあるのではないか。昨年中韓スワップの発表も12月だった。12月は資金がショートしやすい。年末の外貨不足に備えてのメッセージという可能性はあると思う。しかし反日カードを利用して米中の間を遊泳する韓国の手法は危険だと指摘しておこう。米中両方からの信頼をなくし、結局は日本に頼ろうとしても日本の世論はそれを許さないからである。
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