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挑発外交中国の2014年 2013年12月30日 [政治]

 アメリカの衰退が顕著になったのが2013年ならば、中国は挑発の度を一気に増した1年といえよう。「韜光養晦」という鄧小平の遺訓を捨て日本やアメリカにさらに圧力を加えてくるというものだ。「防空識別圏」で緊張を増した東シナ海だが、同じ時期、南シナ海でも緊張が走っていた。空母「遼寧」とミサイル巡洋艦「カウペンス」の異常接近である。中国はバイデン副大統領の訪中に合わせ、この二つの圧力を元にバイデンに新型大国関係を迫る、そんなシナリオを描いていたに違いない。台湾・尖閣・南シナ海。中国の海洋侵略の度合いは2014年に更に先鋭化するだろう。注目は2014年に北京で行われるAPEÇだろう。ささやかれているのが馬英九台湾総統の招聘だ。台湾回収と尖閣奪還はセットで考える。彼等の理屈から言えば、尖閣は台湾の一部である。台湾への影響力を増せばマスほど日米の圧力を減ずることができる。台湾を手にいれば尖閣はもらったも同然だ。
 中国は海洋進出だけではない。ユーラシアへも虎視眈々と狙っている。新シルクロード構想である。2014年11月の北京APECでプーチンに「ユーラシアは中国とロシアで支配しよう」と新型の大国関係を持ちかけるかもしれない。まるで太平洋をアメリカと分け合うことをオバマに持ちかけた様に。止まることなき膨張。かつての元やナチスを思い浮かべる人もいるかもしれない。
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