SSブログ

都知事にポピュリストはやめよう 2014年1月10日 [政治]

 細川護煕元首相が都知事選に出馬を検討しているという。脱原発運動の小泉元首相が背後で動いているという。一昨日まで舛添要一氏にラブコールを送っていた民主党は一転細川支持を打ち出した。
 小泉純一郎はシングルイシューで「郵政選挙」に勝利した。「あの成功体験をもう一度」ととも思っているのだろうか。そしてもう一人の総理は日本新党という当時与党で第四勢力でありながら非自民・非共産政権の中で担がれて総理を務めた細川護煕氏。18年前に引退し陶芸家になり、政界とは無縁の存在でああった。今回も周りに担がれようとしている。これも「あの成功体験をもう一度」である。二人に共通しているのはポピュリズムである。
 この20年、都知事選は人気投票と言われてきた。青島幸男氏がその典型であり、後出しジャンケンが有利ともされてきた。今回もその様相が濃くなってきた。小泉氏は田中真紀子氏とともに渋谷駅で選挙カーに立ち「自民党をぶっこわす」と吠えた。その時大量に出たエンドルフィンを小泉氏は再び求めているのかも知れない。
 今回の都知事選で一番危惧されるのはシングルイシューが脱原発という国のエネルギー政策を自治体の首長選挙で争点となる愚かさである。脱原発の具体策として東京都は何をするのか。電気料金の値上げなのか?円安で息を吹き返した町工場が潰れ、企業が再び海外に工場を移転させることにならないのか?小泉、細川両氏とも一国の首相を務めた人士である。全体最適という視座を要求される地位にいた人士である。筆者はこの二人の総理としての業績は全く評価していない。ポピュリズム選挙はもう懲り懲りである。これこそ歴史を逆戻りさせないで欲しい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。