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新日豪関係の行方 2014年4月8日 [政治]

 来日中の豪のアボット首相は7日午後、国家安全保障会議(NSC)に出席。外国の首脳が参加したのは初めてである。EPAで大筋合意し、矢継ぎ早に安全保障会議への出席。安保と経済の連携ぶりを内外、特に中国に強く印象づけたかたちだ。日豪が対立していた調査捕鯨問題で国際司法裁判所の裁定を日本がすんなり受け入れた背景も今回の日豪連携を踏まえてのことだと思われる。
 筆者はアメリカの”世界の警察官の放棄”した世界状況下、英国、イスラエルとの連携を主張しているが、それは英連邦のオーストラリアとの連携ともリンクしている。アジア国家としてのアイデンティティを築きある豪州にとって日本は価値観を共有できるパートナーでもある。日豪のそうした思惑が一致した結果の今回のNSCへのアボット氏の出席となったのではないか。アメリカ衰退以降の世界の安保のひとつのあり方として注目すべきだろう。カナダやインドといった英連邦ともこうした関係を結ぶことも視野に入れるべきだろう。

 


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